市教委と子どもと私と

少し前・・・いや、3ヶ月以上前のお話です。


市教委の方々と私が参加している市内不登校の親の会とで
お話し会をしました。

お話し会

参加した人たち

市の教育委員会(以下市教委)からは、3名。
オブザーバーとして市議会議員が6名。
親の会から5名。

会場に入ったらスーツの市教委の方。
そして市議会議員の方もスーツ。
私以外の親の会の方も“キレイめ”なスタイル。

私はというと、仕事から帰って洗濯物を済ませてから
急いでに向かったのでめちゃくちゃラフなジーンズwww

学校に通わない選択をしている子を育てる親でもあり
教員でもある私。
どんな気持ち感じで参加したら良いのかもわからず、
モゾモゾしながら参加しました。

不登校の現状

お話し会は市教委の方からの『不登校』の現状から始まりました。

これまでの不登校の『人数』の推移をまとめてくださってました。

そこから紐解く、我が市町村の現状、対策。
今年度に配置されたソーシャルワーカー。
心の相談員の各校配置。
スクールカウンセラーの地区ごとの配置。

とてもたくさん考えて、少しずつでも行動に移してくれてるんだなぁと感じました。

思いを伝えあう。

ひと通りの説明のあと、お茶を飲みながらのお茶会…というか意見交流会。

今回、事前に質問や意見を集めて提出していたんです。
当日配布された資料には、その回答がついていました。
でもその内容を詳しく…ではなく、
実際に参加した親たちからの質問がメインで進んで行きました。

全体を通して感じたこと


『学校に行かない選択をしたこどもを育てる親』として
そして
『教員』として参加した、当時の私。

今回のお話を聞いて感じたのは

不登校児が増えていることに関しては
【市教委も、学校も、保護者もみんな一生懸命】
それは揺るぎない事実でした。

でも、現状から一歩進むためには『足りない』んです。

市教委からは

『その学校に勤める職員が一丸と…ワンチームとなり、解決に向かって話し合い、行動していく。保護者と関係機関とも想いを共有して、行動する。』

が大切だと。
そのために、できることは色々と行っている。

マネジメントを行う校長を筆頭に、一人一人が思いを一つにして行動してく。
お互いにできることをやって行く。

目標に向かって、どうしていくかを共有し
それに向けて行動していく

ことが大切だとおっしゃいました。

でも、現場にいた“教員”の私から見ると

『マンパワー』が圧倒的に足りない。



先生方は一生懸命にやってます。

限られた時間を有効に使って、楽しいと思えるような授業を考えて実施して、
子どもと一緒に過ごして、子どもが帰ったらお便り作って、授業内容を考えて。


それに加えて最近は、
国から『校内に学級行きにくい子のための部屋をの用意して』と通達が来ているから
対応しますが、担任を持っていない教員が担当することになります。

でも、担当する人も、たくさんの仕事を抱えています。
その間の本来やる仕事は溜まるだけで、仕事量は以前の1.5倍以上にもなるんです。



そういう状況で、教員は子どもに対して心から対応できるでしょうか。
私だったら、余裕がない時は「あー早く終わって欲しい」「あれやりたいのになぁ…」と
中途半端な気持ちでやってしまうよな、と思います。

そんな気持ちで接した子どもはどう感じるのでしょうか。

そして、その後様子を見て親は何を感じるのでしょうか。

そこには何もない、そう思うのです。


だからこそ、現場で動いている人のことを考えてほしい。
直接受け取る子どもたち・保護者のことを考えてほしい。

これから、さらに「不登校」と呼ばれる子どもは増えていきます。

だからこそ、色んな視点から見て、動いてほしいと願うのです。

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