先日、市が主催した「不登校について一緒に考える保護者交流会」に参加しました。
前回参加したことを紹介した記事はこちら。
午前中にどうしてもいきたいところがあり、ちょっと(いや、だいぶ)遅れての参加。
今回は「学校に行きたいのに、行けなくなってしまった」という
お子さんがいるお母さんの体験談を聞くことができた場でした。
そのお母さんは、お子さんの「学校に行きたい」思いを叶えるべく、
母子登校・母子同伴での授業を受けるということ以外にも、
学校の先生に話してみたり、市教委の方に相談したり、
心の相談員(市で各校に1人は配置されているカウンセラーとまではいかないけれど、お話をお受け止めてくれる方)に伝えたりと懸命に動いてきた方なんです。
本当にすごい。
私は彼女と以前から繋がっていたので、ちょこっとお話はお聞きしていましたが・・・
子どものために懸命に動くっていうのがすごい。本当に。
交流会ではその体験談を聞く以外に、参加者の交流の時間がありました。
体験談を聞いてどんなことを感じたのか
今、どんな状況なのか
家で過ごすときはどうしているのか
などなど。
他の方の過ごし方を知って、そんなことしてるんだ〜と思ったり。
話してくれたお母さんは、
「私なんかが話せると思ってはいなかった。でも、この経験を他の人にぜひ話したいと思っていた」
と嬉しそうでした。
渦中にいるのに、悲しみの底にはいなかった。
悲しみや絶望を超えて、
毎日の暮らしの中に「たのしさ」を見つけることができたのだなあと感じました。
交流会が終わってから、スクールソーシャルワーカーと話してくれたお母さんとお話ししていて
気づいたことがありました。
子どもの性格・声質は色々。
でも。その親もいろいろだよね、と。
我が家はきっかけは「嫌なこと」だったけれど、
2人とも「学校には行きません」と宣言し、ほとんど行っていません。
だから、ほとんどこちらから口出しをせずに
『子どものやりたいことをやっていく』というスタンスで過ごしています。
一方で、話してくれたお母さんのお子さんは
「行きたいんたけれど、何か言われるのが怖くて行けない」のです。
お母さんと一緒でないと不安。
でもお母さんとならできる気がする。
だから、お母さんもお子さんに寄り添って、これはどうかな?
一緒にやってみよう!と積極的に関わっていく。
もし私が、毎回関わらないといけない・・・となったら、発狂してしまうかもしれない。
そう思ったんですw
彼女だからこそできたことだよなぁと。
や、そういう状況であったら、私も懸命にやってたのかもしれません。
でも、全く想像できないんですw
だからこそ、不登校への捉え方、アプローチは千差万別なのだなあ・・・と感じました。
タイプ別にこうしたらいいよ〜みたいな指針があったら
子供に対する関わり方に悩んでいるお母さんにとってはほしい情報ですよね。
私はこういったものをグルーピングするのは好きではないのですが、
やってみてわかることもあるし、
それを知ることで、気持ちが楽になるのであればあったほうがいいと思って
スクールソーシャルワーカーの方とも相談しながら
コツコツと取り組んでみようかなって思っています。
他の方の想いを聞いたから
自分の想いを話したから
自分の本当の思いに気づくことができる
そして、
こどもの想い × 親の想い = これからの未来
だなって。
たくさんの気付きを得ることができた時間でした。
コメント